知床流氷ウォークと厳冬期の知床五湖エコツアー

知床ガイド協議会が定めている「知床ローカルルール 流氷」

流氷、それは人間のコントロールを超えたもの

冬になると遥か彼方から、流氷が風に乗って知床半島にやってきます。
それは、まさに地球のいとなみ。大自然の神秘といえるでしょう。

例年、1月下旬から3月上旬に流氷は知床にやって来ますが、
当然のことながら毎年時期が決まっているわけではなく、
二ヶ月もいる年もあれば、数週間しかいない年もありました。

風が岸に向かって吹けば、流氷は接岸し、
風が沖に向かって吹けば、流氷は岸から離れます。

ぎっしりと岸に押し寄せた流氷が
まるで大平原のように、そのまま居続ける時もあります。
氷と氷の間に少し海が見えて、流氷がゆらゆらする時もあります。

だんだんと沖に向かう風が増えていき、
流氷は知床を去っていきます。そして春がやってきます。

流氷は私たち人間のコントロールを超えた存在です。
だからこそ魅力的といえるでしょう。

*過去の流氷が知床に接岸していたデータはこちら

第一管区海上保安本部・海氷情報センター

*斜里町の市街地とウトロで観測している流氷のデータはこちら

知床博物館

冬の知床は天候が変わりやすい、朝と午後でも

知床半島は、海に飛び出た形をしており、
山々は切り立っています。
これほど山と海が近い場所は、なかなかないそうです。

海から吹いてくる風、山から吹いてくる風。
天気も変わりやすく、朝晴れていても午後に吹雪いたり
朝と午後でもずいぶん変わります。
特に冬の知床は天気が読みづらいと言われています。

知床は大自然そのものの場所ですから
天候という点からも、知床が人間の叡智を超えた存在
ということを感じられるでしょう。

*知床、ウトロ東地区の天気はこちら

協力: ウェザーニュース | 【ご注意】天気予報はあくまで予報です。その点をご考慮の上、ご覧ください。

*知床の現地情報は「知床情報玉手箱」で

公益財団法人知床財団

ご理解をお願いします

大自然の営みである流氷のアクティビティです
●状況によっては、知床流氷ウォークが催行されない場合もあります
●ケガ等のリスクがゼロではありません
同行するガイドの指示には従ってください
この点をご理解の上で、ぜひこの貴重な体験をお楽しみください。

ガイドと一緒に、ドライスーツ着用は必須です

昔からここ知床では「流氷には乗ってはいけません。」と教えられてきました。
流氷は動きますし、海の温度はマイナスです。
気がついたら流されていた、ということや
もしも海に落ちたら…大変なことになる、ということから言われてきました。

そこで誕生したのが知床流氷ウォークという、体験型アクティビティです。
・ガイドと一緒に行動する
・専用のドライスーツを着る
この2つはどちらも必須なのです。

知床ガイド協議会は、価値ある流氷体験の存続と流氷事故を防ぐため、
流氷ルール(流氷ウォークについて)を定めています。
流氷を利用した自然体験ツアーを行うガイドは、このルールを厳守して
貴重な体験を楽しんでもらうよう努めています。

知床ローカルルール 流氷

知床ガイド協議会より
このガイドラインに賛同しているのは、下記の流氷ウォーク事業者です。

SHINRA (知床自然ガイドツアー株式会社)
MEPS (マリンエンタープライズプロジェクト知床)
ピッキオ 知床
LANTOKO
ゴジラ岩観光
知床オプショナルツアーズ SOT! (そっと!)

普段着のままで絶対に流氷には乗らないで

流氷の上を楽しそうに歩いている姿を見て
つい乗ってみた…とっても危険です。
海岸の近くだから大丈夫だろう、と思っても
陸と海の境目が分かりづらく、
海に落ちてしまってからでは遅いのです。

知床流氷ウォークを開催しているガイド会社で、
しっかりとした装備とともにお楽しみください。

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